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香住ガニのukabis連携実証

実証報告2022-04-18

甘味が強く関西で根強い人気を誇る香住ガニ。水揚げされた香住漁港からスーパー店頭までの流通履歴と輸送環境データを取得し、売場でQRコードを掲示してお客様に訴求する実証を行いました。

ブランド水産物「香住ガニ」は鮮度が命!

日本海で水揚げされる紅ズワイガニの中でも、香住漁港で水揚げされたものだけが「香住ガニ」と呼ぶことができます。深海ミネラルたっぷりの海洋深層水で育った香住ガニは、甘味が強く、瑞々しいのが特徴です。

旬の香住ガニを新鮮なまま関西のスーパーに届けるため、水揚げされた香住ガニは選別された後せりにかけられ、すぐに出荷準備に入りました。今回はボイルしたものと活のものの、2種類をお届けしました。ボイルのものは、新鮮なまますぐにボイルして冷却してから箱詰めされ、活のものはポンプ付きの容器に入れられました。

トレーサビリティのためのセンサー活用

箱と容器にはセンサーが付けられており、ukabisで出荷登録した後、冷蔵車で関西のスーパー3店舗に運ばれていきました。店舗ではukabisへの入荷処理をした後、すぐに店頭で販売されました。

小売現場での鮮度アピール

事前にLINE等で香住ガニの入荷告知していたこともあり、到着した香住ガニは売れ行きが良く、見事即日完売となりました。「香住ガニの大冒険」として香住漁港から店舗に向かってくる流通の環境条件(温度・湿度・衝撃)を店頭でQRコードを掲示して確認できるようにし、新鮮なまま届けられていることをデータでも確認することができるようにしました。

ukabisからの商品情報や水揚げから出荷までの様子などを活用すれば、さらに効果的な事前告知が可能となり、ライブ感やワクワク感を持たせたお客様への情報提供に活用することができそうだとの現場からの意見をいただきました。

これまで主に青果物を扱ってきたukabisですが、カニのような水産物にも活用することが可能であると証明された実証でした。どんどんと広がっていくukabisの可能性、今後の展開が楽しみです。